親子で学ぶお金と経済の図鑑

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小学生(3,4年)中学年 小学生(5,6年)高学年 知識や学びの本 親・大人向け

物々交換から世界経済の話まで~親子で学ぶ お金と経済の図鑑(感想・レビュー)

今日のおすすめ本

親子で学ぶ お金と経済の図鑑 (まなびのずかん)
子どものための「お金と経済」プロジェクト(著)

この本の目次

  • 第1章 お金のはなし
    • act.1 お金
    • act.2 お金と経済
    • act.3 モノの価格
    • コラム1 偽札との戦い
  • 第2章 私たちの生活と経済のはなし
    • act.1 生活と経済
    • act.2 銀行
    • act.3 保険
    • コラム2 マイナス金利って何?
  • 第3章 企業活動と経済のはなし
    • act.1 会社
    • コラム3 会社を作るのにいくらかかる?
  • 第4章 国や地方自治体のお金のはなし
    • act.1 公共のお金
    • コラム4 超財政難だった明治政府
  • 第5章 世界経済のはなし
    • act.1 日本と世界
    • act.2 世界経済
    • コラム5 戦争と経済
  • 付録
    • 経済学入門
    • 経済用語と資料
    • コラム6 経済学に心理学を取り入れた「行動経済学」

ニュースを聞いてわからないことを調べるのにいいかもね!

書名に「図鑑」とついているだけあって、お金や経済に関する幅広いことがらについて、しっかりと説明してくれています。

まさに「親子で学ぶ」のがちょうどよい内容の濃さになっています。難しすぎず、簡単すぎずといったところだと思います。

前にレビューを書いた「10歳から知っておきたいお金の心得」が、10歳をターゲットにした親しみやすさを感じられる導入本だとしたら、こちらの「親子で学ぶ お金と経済の図鑑」は、それよりももう少し詳しく知りたい子に向けた本といったところでしょう。

大昔の人の工夫から始まって、お金はどんどん変化している

まず、物々交換の話しから始まります。お金の話って、え?そこから?って思ったけど、もちろんそこからですよね!

石や貝などのお金の話、日本の昔のお金(開元通宝や小判)の話、プリペイドカードや仮想通貨まで、本当にお金は時代によって大きく変化していて興味深いです。

新しいお金の形が出来る時って、「もっと便利にしたい」という気持ちが強くなっている時なんだと気づきました。これからのお金の変化が楽しみでもあり、ちょっと怖い気もしています。

後半になるにつれて読みごたえのある内容

前半は小学生が関心を持ちやすい内容が多く、後半に進むにつれて難しい内容が多くなります。

銀行の利子や融資、会社や投資の話、税金、社会保障制度、貿易などなど。

これを自分の子どもに全部教えるなんて無理だし、そもそも私、よくわかってません・・・。だからこの本をこっそり開いて勉強しようと思います。

株価の話のところで、ローソク足の読み方が載っていたのには笑ってしまいました。ここまで載ってるんだなあって。

字は小さめ。漢字はふりがな付き。小学校高学年~大人まで

漢字にはふりがなが付いていますが、小さめの文字でたくさん書いてある本です。

内容的には小学校高学年くらいからでないとよくわからないかもしれません。
対象読者は、小学生とその保護者かな?と思いますが、中学生や高校生が読むといい本だと思いました。

それでも、フルカラーでイラストや図も多いので堅苦しい感じはしません。
初めから終わりまで一気に読む本ではなくて、読みたいところを選んで読むような本です。

金融や経済の話はどうしても言葉が難しかったり、仕組みが分かりづらかったりするので、わからないところを子どもが質問できるように「親子で学ぶ」ことで理解が深まるのではないかと思いました。

どんべー(ぼく)
ドイツのハイパーインフレの話がおもしろかった!

『親子で学ぶ お金と経済の図鑑』の情報はこちら

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マペ(お母さん)

息子(どんべー)が小さい頃、1000冊以上読み聞かせをしました。せがまれて一冊を何度も読んだので、読み聞かせの回数は1万回を超えるのではないかと思います。最近は読み聞かせの機会も減ってしまい、ちょっとさみしいような楽になったような。

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