今日のおすすめ本
しゅっぱつ しんこう!
三田村 信行(著), 柿本 幸造(絵)
電車好きも動物好きも楽しめる、夢のような電車の旅
「しゅっぱつ しんこう!」は、私が絵の可愛さにひかれて表紙買いした絵本です。大好きな柿本幸造さんの絵だったのでつい…。やはり柿本さんの絵は動物がかわいいですね。電車も正面のアングルで遠近感があって、こちらに迫ってくるような感じで気に入りました。電車のデザインがレトロなのも素敵。
お話は三田村信行さんが書かれていて、電車が好きな「ゆたかくん」が主人公です。ゆたかくんの「運転士になりたいなあ」という気持ちから、この電車の旅が始まります。
もちろん、運転士はゆたかくんです。乗客たちは見ての通り、かわいらしいこの子たちです。背の高い子やら体の大きい子、小さい子、みんなまとめて乗っちゃいます。途中でトラブルが起こっても、みんなで解決!夢のようなホントのような、ゆたかくんの楽しい電車の旅を親子でぜひ楽しんでください。
柿本幸造さんの絵がかわいい!「どうぞのいす」のあの子も?
柿本幸造さんはたくさんの絵本を出版されています。有名なのは「どうぞのいす」「どんくまさんシリーズ」あたりでしょうか。「ヒッコリーのきのみ」も表紙買いしてしまった本です。柿本さんの絵は動物がとてもかわいいです。
「しゅっぱつ しんこう!」にはたくさんの動物が描かれていますが、その中のうさぎさんは「どうぞのいす」のうさぎさんにそっくりです。わざと似せているのか、柿本さんがうさぎを描くといつでもこうなるのか(笑)どちらなのかわかりませんが、知っているうさぎさんが出てきたのでちょっとうれしかったです。
ほぼ、ひらがなで、漢字は一年生レベル。
ひらがなとカタカナ中心で書かれています。漢字は小学校1年生レベルのものだけなので、小学校1~2年生くらいが対象読者のようです。数少ない漢字にもふりがながついているので、読書好きな年長さんあたりでも読めそうです。
絵本ですが文章量がわりとあるので、長文を初めて読むチャレンジにも良い本だと思います。
絵を見ながら大人が読んであげても楽しめる本です。運転士に憧れている子や、電車や動物が好きな子におすすめです。
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