今日のおすすめ本
なるほどわかった コンピューターとプログラミング
ロージー・ディキンズ(著), 阿部 和広(監修), ショー・ニールセン(イラスト), 福本 友美子(翻訳)
見出し
普段パソコンやスマートフォンを使っている大人でも、子どもにコンピューターがどんなものなのかを説明することは意外と難しいものです。
この本はコンピューターってそもそもどんなものなの?という疑問に答えてくれる本です。まず、コンピューターの説明があり、その後でプログラミングの説明が出てきます。
オールカラーでページ数は少なく、厚紙で出来ており、ところどころしかけがあってめくれるようになっています。図鑑のような感じで、見たいところだけを開いて眺めるような読み方も出来るので気軽に楽しめます。
めくれるところがたくさんあって楽しいので、我が家のどんべーくんもこの本がお気に入りです。
そもそも、コンピューターって一体何なの?
コンピューターは何をするものなのか、ハードウェアやソフトウェアの違いなど、難しくなりがちな説明が、簡潔に子どもにもわかりやすく書かれています。深く知るための本ではなく、浅く大まかに理解することを目的としている本という位置づけです。
我が家のどんべーくんは2進数のところが気に入ったようです。私が好きなのはノートパソコンの中身を解説しているページです。普段見られない部分の説明を読むのは大人にとっても興味深いですね。
プログラミングを始める前の知識として
誤解してはいけないのは、この本を読んだからといってプログラミングが出来るようになるわけではないということです。
この本の目的はプログラミング技術を身に着けさせることではなく、コンピューターやプログラミングの基本的なことを知ってもらうことだと思います。
小学校でもプログラミングを教える時代になり、世間では感心が高まっています。この本には、プログラムの組み方を学ぶ以前に知っておきたいことが書かれています。
プログラミングを知る初めの一歩として、親子で楽しめる一冊です。
コンピューターに興味がある小学生から大人まで
説明文には漢字が使われていますが、全てふりがなつきです。
小学校低学年でも読めそうですが、意味のわからない言葉がところどころに出てくるかも知れません。
それでも、文そのものは短く簡潔に書かれており、読みたいところだけを気軽に読むことが出来ます。
本の体裁からいうと子供向けの本ですが、親も学べる本だと思います。
『なるほどわかった コンピューターとプログラミング』の情報はこちら
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