今日のおすすめ本
おりがみで学ぶ図形パズル
山口 榮一(著)
「答えを見ても頭がよくなる」ってのが良いよね
堂々と表紙に書いてあるんです。
「答えを見ても、頭がよくなる」って。こういうの、いいですよね。気軽に取り組めそうな感じがするじゃないですか。
こうした「能力を伸ばす系の本」っていうのは、子どもが欲しがるというより、親が子どもに買ってあげることが多いですよね。
そうすると、親のほうが一生懸命になってしまうわけです。期待してしまうというか。
でも、嫌な気持ちになってまで、やるものではないですよね。わからなければ答えを見てもいいし、それでも「なるほど!」という気づきを得て、結果的に「頭がよくなる」ということなのかなと思います。
なんだ、簡単!と思いきや
本の構成について説明すると、まず問題が提示されて、その答えを自分なりに考えてから、ページをめくると答え合わせが出来る、という作りになっています。
ドリルのように答えが別になっているわけではなく、すぐに見られるようになっているところが気に入っています。
問題は後半になるにつれて難しくなって、やりがいのある問題が増えます。
図形問題が好きな子はこういうのワクワクすると思います。
逆に苦手な子にとっては、全部答え見ちゃったよ~みたいになるかもしれません。でもそれでもいいと思います。
後半は「切り紙」の問題も少しあります。
切り紙の方が好みだな~という方はこちら
同じ著者の本で、「切りがみで学ぶ図形パズル」もあります。
こちらの本も、折り紙の本と同じようなアプローチで「ここを切ったらどんな形になるかな」と予想したあとで実際に切ってどんな形になるか確かめる、という構成になっています。
同じ出版社から「天才ドリル」というシリーズでいろいろな知育本が出ているので興味がありそうなものを読んでみるといいかもしれません。
こういった本は「苦手を伸ばそう」と思うより、好きなことや興味のある分野を伸ばすことに使うのがよさそうです。
ふりがな付き。問題ページの裏が答えのページ
漢字にはふりがなが付いているので、取り組みやすいと思います。
問題のあるページをめくると、次のページに答えが書いてあります。だから、やる前から答えが見えちゃった~みたいなこともないし、逆に答え合わせが面倒ということもありません。
折り鶴のイラストで問題の難易度がわかるようになっています。それを参考にしながら、気になる問題からやるのもいいですね。
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