すってんてんぐ

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乳児・幼児 読んであげたい本 絵本 小学生(1、2年)低学年

言葉づかいとリズム感が楽しい~すってんてんぐ(感想・レビュー)

今日のおすすめ本

すってんてんぐ
木曽 秀夫(著)

てんぐどんの天職さがし?

初めはノリノリだった「てんぐどん」ですが、あることをきっかけに厳しい立場に追い込まれます。

てんぐどんは辛い思いをしながらも努力を続けます。でも、その努力は続ければ続けるほど、てんぐどんを追い詰めていき、コンプレックスがどんどん大きくなっていきます。

なんだこれは・・・大人の社会の話ですか?と思いながら読みました。

でも大丈夫です。てんぐどんの努力は無駄にはなりませんでしたから。

コンプレックスが長所になるなんて素敵だよね

何か行動をおこすと自分の欠点ばかりが強調されるような気がして、イヤになることってありませんか?

私はもう嫌な所ばかりなのですが、こういう絵本を読むと少し気が楽になります。

てんぐどんは自分の欠点をなんとかしなくては、と悩むのですが、実は欠点だと思っていたことが長所だったと気づくのです。

そして、それに気づいたのは、つらい思いをしながら自身の欠点と向き合ってきたからこそだと思うのです。

こういう時の清々しい気持ち、小さい子にはまだわからないかもしれません。でも、大きくなって悩んだときにこの本のてんぐどんを思い出して、よし!って思えたらいいんじゃないかな。

いろいろ出てくる昔の仕事にも注目!

我が家のどんべーくんは江戸時代の雰囲気に興味があるらしく、この本に出てくる仕事にも興味津々でした。

左官屋さんに豆腐屋さん、傘屋に呉服屋・・・他にもいろいろ出てきます。

昔の仕事は子どもにはなじみのないものばかりですが、「知らないからつまらない」というのはちょっともったいない。こんなお仕事だよ、って大人が説明することで興味の幅が拡がるといいですね。

ひらがなで書かれているので、小さな子におすすめ

一人で読むなら小学校1年生くらいから。
言葉づかいが独特なので、大人が何回か読み聞かせをしてあげるのがおすすめです。
声を出してリズムよく読むと楽しい本ですよ。

どんべー(ぼく)
むかしの仕事がたくさん出てきて、おもしろかった!

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マペ(お母さん)

息子(どんべー)が小さい頃、1000冊以上読み聞かせをしました。せがまれて一冊を何度も読んだので、読み聞かせの回数は1万回を超えるのではないかと思います。最近は読み聞かせの機会も減ってしまい、ちょっとさみしいような楽になったような。

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