ずーっと ずっと だいすきだよ

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大好きな犬との幸せな時間と別れ~ずーっと ずっと だいすきだよ(感想・レビュー)

今日のおすすめ絵本

ずーっと ずっと だいすきだよ
ハンス ウィルヘルム (著), 久山 太市 (翻訳)

1年生の教科書に採用されたお話

光村図書の小学校1年生の教科書(2018年現在)にこの本のお話が採用されています。お話の題名は少し変えてあって「ずうっと、ずっと、大すきだよ」と書かれています。ひらがなの場合は通常、音引きを使わないという決まりがあるため、教科書なのでそのあたりを考慮して変えているようです。

また、お話に出てくる犬の名前もこの本では「エルフィー」ですが、教科書では「エルフ」になっています。一年生ではエルフィーという名前がわかりづらいのではないかという配慮かもしれませんね。

飼い犬エルフィーに対するぼくの気持ちがあふれている

エルフィーのやんちゃぶりを見ると、特別賢く訓練された犬というわけではなく、どこにでもいるかわいくて愛嬌のある犬なのではないかと思います。そんなエルフィーをみんな愛していて、兄妹たちもエルフィーのことが大好きなのですが、主人公の「ぼく」はこう言っています。

「でも、エルフィーは、ぼくの犬だったんだ。」

この言葉に「ぼく」のエルフィーへの気持ちが表れていると思いました。そしてみんなが伝えなかった言葉、「好き」という言葉を、ぼくだけがエルフィーに伝え続けます。エルフィーは歳をとって様子が変わっていってしまうのですが、それでもぼくはエルフィーのことを大切に思い続けます。

大好きなエルフィーとの別れ

何となくこの絵本の表紙からも想像がつくと思いますが、ぼくとエルフィーの幸せな暮らしがずっと続くわけではありません。エルフィーは犬ですから、人間よりも早く歳をとり、そして死を迎えます。

でもエルフィーとの別れは突然ではありません。少しずつエルフィーに変化が現れ、体が動かなくなっていくのを目の当たりにして、ぼくはエルフィーとの別れを覚悟しているように思えます。エルフィーが衰え動けなくなっても、ぼくがエルフィーのことを好きな気持ちだけは変わりませんでした。

この本はうちの息子のどんべー君が幼稚園のころに読み聞かせをしました。どんべー君はこの本を読んでいる間、ずっとそわそわして落ち着かなくて、読み終わった途端に全く関係のない話を始めたので「どうしたの?かわいそうだと思ったら泣いても良いんだよ」と伝えたら、ブワ~っと堰を切ったように泣き始めました。我慢していたんです。感受性が強いのに、表現するのが苦手などんべー君にはよくあることです(笑)この本と「かわいそうなぞう」「はちこう」のお話は泣いてしまいました。

子どもにも言ってあげたい「ずーっと、ずっと だいすきだよ」という言葉

繰り返し出てくる言葉「ずーっと、ずっと だいすきだよ」。ぼくがエルフィーにかけ続けた言葉です。原題は ”I'LL ALWAYS LOVE YOU” ですが、私は邦訳の「ずーっと、ずっと」というところが特に好きですね。好きな気持ちがとっても大きいんだなと伝わります。

エルフィーがどんなにやんちゃでも、いたずら好きで手を焼いていても、それでも好きなんです。なんだか子を思う親の気持ちを似ているなと思って。私もどんべー君に、「大好きだよ」って何度も伝えてあげたいなと思います。

ペットを買いたいと思っている子にもおすすめ

この本は小学校1年生レベルの漢字が使われていますが、ふりがなもついています。内容的には幼児~小学校低学年くらいの子に読んであげたい本だと思います。

ペットを買いたいと思っているけど、ペットの寿命のことなどわからない、という小さい子にも読んであげるといいかもしれません。生き物を飼うのはおもちゃを買うのとは違うのだということも伝わるのではないでしょうか。

どんべー(ぼく)
泣いちゃうからあまり読まないようにしてたら、教科書に出てきちゃったっていう・・・

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マペ(お母さん)

息子(どんべー)が小さい頃、1000冊以上読み聞かせをしました。せがまれて一冊を何度も読んだので、読み聞かせの回数は1万回を超えるのではないかと思います。最近は読み聞かせの機会も減ってしまい、ちょっとさみしいような楽になったような。

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