今日のおすすめ本
ペンギンホテル
牛窪 良太(著)
全てのお部屋がオーシャンビュー!7号室はとっても広い特別仕様。誰が泊まるのかな?
ペンギン好きの我が家のどんべー君、お気に入りの絵本。外観もペンギンの姿に似ていてかわいらしい。ペンギンホテルは全てのお部屋がオーシャンビュー。さて、誰が泊まりに来るでしょう?
本の裏表紙の内側の見開きでは、動物たちの名前を英語と日本語で紹介しています。そこではペンギンたちは職種で紹介されていて、ホテルでの仕事にはいろいろな種類があるんだなということがわかります。ドアマンとベルボーイはそっくりだけど、帽子の形がちょっと違ったり、シェフのペンギンは体型がふくよかだったり。ペンギンたちにも個性があるんですね。
お客さんにも注目。キツネはおしゃれです!キツネっておしゃれな感じで登場する絵本が多いような気がします。顔も細くてシュッとしているし、おしゃれなイメージがあるのかな?
私たち親子のお気に入りは、カッコイイ帽子をかぶったライオンさん
この絵本で私たち親子が気に入ったのはライオンです。
表紙での登場の仕方からしてちょっと笑えるんですけどね。ホテルのフロントに現れた時には立派な船乗りさんのような帽子をかぶっていてカッコイイ!と思いきや、服が・・・だったり。
部屋に案内してくれたペンギンが廊下に出たところで、もうすでにガウンに着替えていたり、なんだかちょっと笑えるんですよね。ライオンが夜行性なのを思い出してください。彼は到着した早々にガウンに着替えて、もう寝るつもりなんですよ。そして夜に起きて、アレをみるんですけどね。
お話の最後にちらっと見えるライオンの船。立派な帽子とのギャップがすごいです。ここは親子で笑いました。ここではライオンのカバンにも注目してください。何かが一つ、増えています。
かわいい動物たちのドラマを想像してみて
なにも大きな事件は起きないのですが、絵を見てそれぞれの動物の様子を想像するのが楽しい絵本です。部屋の中で皆、思い思いに時間を過ごしています。「何をしてるのかな?」と、文字で書かれていないところのイメージをふくらませて、ペンギンホテルを楽しんでくださいね。
ひらがなで書かれていて小さな子でも一人で読めます
ひらがなの読みになれている子なら一人で読めます。全てひらがなとカタカナで書かれています。
幼児や1年生の一人読みや、乳児と親子の絵本タイムにおすすめです。文をサーッと読んで終わり、というのではもったいない本です。読み終わってから絵をもう一度見て想像してみたり、ホテルのお仕事について話したり、いろいろに楽しめますよ。
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