今日のおすすめ本
COLOURS
Patrickgeorge(著)
透明フィルムに印刷されたページで楽しめる、しかけ絵本
ページ1枚置きに透明フィルムのページがついていて、色の混色による効果を楽しめる面白い仕掛けの絵本です。文字は簡単な単語が載っているのみで、文章はありません。
透明のページには一部分にカラーで印刷が施されています。その透明ページの前後のページは紙のページで、それぞれ異なる絵が描かれています。透明ページを右ページに重ねるか、左ページに重ねるかで、色の見え方が変わるという仕掛けです。
具体例をあげてみます。
透明ページに複数の青い丸が描かれていて、その青は透けています。左ページは黄色い印刷、右ページはピンクの印刷のページがあります。間に挿まれている透明ページを左に倒すと、左ページの黄色と透けた青が重なって、マスカットのような黄緑色のぶどうになります。一方、透明ページを右のページ側に倒すと、右ページのピンクと透けた青が重なって紫のぶどうになるというわけです!
このような仕掛けて、色の混色による見え方の違いを楽しむことができます。他にはなかなか無いタイプの絵本でとても気に入っています。私の息子のどんべーくんも幼稚園の頃にこの本を夢中になって見ていました。
残念ながら日本語版は入手困難…
私が買った本は単語に日本語訳が併記してありました。日本人向けに出版されたバージョンみたいです。現状、Amazonに出ている「COLOURS」の本は洋書しかないみたいで、表紙の絵も差し替わっています。もしかしたら、版を重ねるごとに表紙を変えているのかもしれません。中身はおそらく同じかなと思いますが、確認していないのでわかりません。
いろいろな人におすすめしたい本だったのですが、入手しづらい状況というのはとても残念に思います。こういう本はあまり売れないんでしょうかね…。
ちなみに、「COLOURS」以外にも同じような透明フィルムのしかけ絵本があって、「NUMBERS」「SHAPES」「OPPOSITES」「OH NO!」の本が我が家にあります。
年齢問わず見て楽しめる絵本
文字は単語のみ。目で見て色の面白さを楽しめる絵本です。
年齢問わずたのしめますが、変わった絵本が好きな大人の方や、色に興味を持ち始めたお子さんに特におすすめです。ただし、乳児のような小さい子向けの作りではないので透明フィルムでケガをしないように気をつける必要はあります。
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